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水素のちょっと詳しい科学なお話 [水素]

どうも、ますてぃと申します。



以前、水素を家庭で簡単に使おう、

グッズも自分で作ってしまおう!

と言う記事を書いておりました。


水素とマグネシウム。

随分と支持があるのはいいのですが、

ネットショップ等で、

何だか尾ひれのついた説明書きも見かけました。


そこで今回は、

水素水のもうちょっと詳しい科学的なお話です。

正しく知って、

効果的に活用したいですよね^^

マグネシウム 効果.png







水素は、現在のところ、

この地上で最も小さくて軽い分子です。


そのため、

アルミニウム以外の物質を、

通過できる性質があります。

皮膚からも水素は吸収できるわけですね。



反面、一度生成され水に溶けた水素は、

短時間で抜け出していきます。

およそ3時間で半減すると言われています。



水素を利用する場合は、

なるべく使用直前に作るのがいいですね。


高い水素濃度の水は、

高い洗浄能力(界面活性作用)、除菌作用、消臭作用があります。

また水がアルカリ性に傾くため、

浴槽などのカビもはがれやすくなります。


水素には、

圧力が高いほど水素は水にたくさん溶ける

温度が低いほど水素は水にたくさん溶ける
水に溶ける水素の量は『温度』と『圧力』で変化する
という性質があります。



この最大濃度を気圧と温度で見ていきますと、

0℃  ・・・ 1気圧 1.96ppm、 2気圧 3.93ppm

10℃ ・・・ 1気圧 1.76ppm、 2気圧 3.53ppm

20℃ ・・・ 1気圧 1.62ppm、 2気圧 3.24ppm

30℃ ・・・ 1気圧 1.53ppm、 2気圧 3.07ppm

40℃ ・・・ 1気圧 1.48ppm、 2気圧 2.96ppm



となります。


水素の含有濃度はいくつかの単位で表示されます。


1ppm=1000ppb=1mg/l


水1Lにどれだけ水素が溶けているか、

という数値が理解しやすいと思います。



ですので、1.62ppm溶ける、という場合は、

水1Lに水素が1.62mg溶ける、ということになります。



ppbの表記は、一見すごい量が溶けているように見えるので、

わざと使用されていることもあります。

1600ppbは、水1Lに1.6mgと同じ意味合いです。



水の温度が低いほど、水素は水に溶け出す

というポイントは大切ですね^^









ここで肝心なことは、

利用する目的によって、どれだけの水素が得られるか、

ということですよね。



お風呂の場合。


水温が40度とすると、

最大水素濃度が1.48ppm(1.48mg/l)のお湯に

浸かることができます。


水素風呂のお話はこちら



飲む場合。

まずもって水に限らず、

あまりキンキンに冷えた水分はオススメできません。


水素の溶けた水の場合、

0.8ppm以上の水素濃度が良いとされています。

(ちなみに、80度くらいの白湯でも大丈夫です^^)



仮に20度くらいの水温とすると、

最大で1.6ppm(1.6mg/l)の水素が摂取できます。



言い換えると、

どれだけ水素を発生させることができても、

それぞれの温度(と気圧)の中では、

水素は最大濃度までしか水に溶けないわけです。




この最大値を超えた分の水素は、

主に空気中に抜けていきます。


水素には様々な健康上のメリットがありますが、

その最大のものは、

「悪い活性酸素を無力化してくれる」
ことにあります。
(ちなみに、体に必要な“良い活性酸素”もあります)


悪い活性酸素は、

老化や多くの疾病と関係していることが
分かってきています。


これを除去することで、

健やかに生きるサポートをしてくれます。



水素の気体を吸引する

水素の溶けた水を飲む

水素のお風呂で全身から水素を取り込む


といった方法で、体内に取り込むことができます。



水素を経口摂取する場合。

水素による体(遺伝子)へのインパクトを念頭におくと、

太田成男先生は、

1回300mlを1日2回飲むことを推奨しています。



健康維持や水分補給の一環で飲む場合は、

飲みたい時に小分けして飲むといいでしょう。

水素は、

不調な場所に働いて、元気な体なら抜けていく

という特徴があるからです。



また、水素の持つ洗浄力や除菌力を生かすと、

人と地球に負担のほとんどない形で、

洗濯をはじめ、衛生的な生活環境づくりができます。



この水素を生成する方法はいくつかありますが、

最も手軽なのが、

水に、マグネシウムを入れることです。

なお、微生物の発酵を利用する方法もあります。


マグネシウムは使うほどに、

少しずつ消耗していきますが、

それ自体は削れて流れ出ても、

地球に優しい素材です。


動植物や人間にとって、

重要な必須ミネラルの一つでもあります。


人にも、財布にも、地球にも優しい、

とっても魅力的な素材・・・、

それがマグネシムです!


唯一の欠点は、

マグネシウムを産出するのに、

鉱山を削っていること。

本当に、それだけは残念です。



近い将来、別の方法もマグネシウムを

生成できるようになるでしょう。


手前味噌ですが、

マグネシウムについては私も、

メルカリ等で販売も始めました。

よろしければ、メルカリでお待ちしております。


参考サイト、文献


http://shigeo-ohta.com/


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【野草】厄介者ギシギシの、実はすごい利用法 [食べ物・料理]

どうも、ますてぃと申します。

今回は、ギシギシについてのちょっとスゴいお話です。



ギシギシと聞いて、

何のことかピンと来る人は少ないかもしれません。

ですが、ほとんどの方が一度は目にしたことのあるものです。




【ギシギシとは】

ギシギシとは、タデ科スイバ属の多年草で、

日本国内ではほぼ全域で見かけることのできます。

和名を羊蹄、英名をRumex japonicusと言います。


ギシギシ.png


非常に生命力が強く

中途半端に根っこを残して駆除すると、

かえって生息地が広がる“畑の厄介者”です。

ナガバギシギシ、エゾノギシギシ、コギシギシなどの仲間があり、

外観がスイバ(酸葉)とよく似ています。









【ギシギシとスイバの見分け方】

まず葉っぱ

スイバはやじり型で、
元が茎を包み込むようになっています。


ギシギシの葉っぱは幅があり、

茎から葉柄が伸びて葉がつきます。



次に

スイバは赤くなるのに対し、

ギシギシはなりません(やがて褐色に枯れていきます)。


根っこ

スイバはひげ状なのに対し、

ギシギシはゴボウのように太く、

そこから細かな根が分かれています。




【食べられます】
ギシギシの葉や実、根を、

日本のみでなく欧州でも食用として利用しているようです。




ただし、ギシギシはシュウ酸を多く含むため、

ナマ食には向きません(カルシウム欠乏を招く恐れあり)。


アク抜きをして利用したり、

火を通す調理方法をしましょう。



日本では、

春先の若芽を天ぷらやおひたしにする

食べ方が多いようです。



また、本体だけをピックアップされることは少ないですが、

ダイエット・健康系のブレンド茶に、
さりげなくギシギシも入っていることもしばしば^^




【生薬として】

ギシギシは、

『神農本草経』という、

二千年前の漢時代の薬草の書にも記載があり、

漢方薬としても利用されている植物です。




薬用として生で利用するときは、四季を問わず根を採取します。

なるべく太い根を掘り、よく水洗いします。

それを輪切りか、細かなサイの目状に切って、

天日で十分に乾燥させます。



こうしてできた生薬は「羊蹄根(ようていこん)」と呼ばれ、

緩下剤(副作用の少ない緩やかな下剤)として利用される他、

健胃、便秘、にきび、高血圧、動脈硬化などにも用いられるそうです。


【用法】

羊蹄根5~10グラムを1日量とします。

水400mlに加えて煎じ、

沸騰したら弱火にして水分が半になるまで煮詰めます。

煎液をこして、1日3回食間に服用します。


この他、生の根を絞った汁液は、

水虫、インキンタムシ、ゼニタムシなど、

寄生性皮膚病に効果があるとされ、

民間療法では塗り薬として利用されてきたそうです。



実際に根を絞ってみた感じですが、

青臭さはほとんどなく、

力強い、遠くに爽やかさの漂う香りでした^o^



妊婦やお腹の冷えやすい人は、

服用を控えた方が良いようです。







【採取場所】

どこでも生えるギシギシ。

見かけることは多いですが食用にする場合は、

やはり安全性を考えたいところです^^



厄介者のギシギシは、

駆除のためには根まで枯らす、

強力な除草剤を利用するのが主流です。




土壌の汚染が少ない場所、

綺麗な土から育ったものを利用したいですね。




【栄養学的主成分】

アントラキノン、エモジン、クリソファノール、

シュウ酸カルシウム、ネポジン、タンニンなど。

ネポジンは、耐糖能改善作用、血中脂質濃度改善作用、

メタボリックシンドローム改善作用があります。


また、主要ミネラルの比率で言うと、およそ

カリウム22.5% カルシウム3.5% マグネシウム1.5%

を含みます。
(出典:『伝承農法を活かす家庭菜園の科学』(ブルーバックス) 木嶋 利男 著





お遊び程度に・・・

パセリのカリウム含有量:1000mg/100g = 1%

モロヘイヤのカルシウム含有量:260mg/100g = 0.26%

出典:栄養成分別野菜ランキング(https://vegetable.alic.go.jp/eiyou/eiyou1.htm




もちろん、

土壌や栽培方法によりますし、

ギシギシをボリボリと食べまくる、

と言うことはちょっと考えにくいです^^;


それにしたって、

一般の「栄養価の優れた野菜」と比べると、

スゴい栄養価ですね・・・^^;




これが痩せた大地からも生える、と言うのは、

生命の不思議といえます♪





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